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一念開花～ひとひらの恋ひらく時～ Vol.13


ファン・イールン 山上で修行に励み仙術を極めた道士を輩出する清源派。かつては栄華を誇った一門だったが100年前、清源派が守る天下の至宝「七叶蓮」が消滅、それを取り戻すべく門下きっての天才道士・慕白が山を去った後は没落の一途をたどり、今や見る影もない。18年前、山で拾われた女の赤子は坦坦と名付けられ清源派に女修行士として育てられている。技は未熟ながら一門の窮地を救おうと日夜金策に走り回る彼女はある日、人間界の依頼で妖怪退治に行く道すがら、ふとした偶然でひ弱なイケメン男子を救う。まさかその男が100年前に姿を消した慕白だとは夢にも知らず、弟子として従え意気揚々と山に戻った坦坦、そこで初めてことの顛末を知ることに。一方の慕白、坦坦と出会った瞬間に額に一片の花びら模様が出現する。実は彼は100年前に猛毒の花の呪いにかかっていた。恋をするたびに花びらが額に現れ、それが5枚開いた瞬間、魔道に墜ちるのだ。その呪いと「七叶蓮」の消失の二つに関わっていたのが彼のかつての恋人、蓮紋。そして坦坦はその恋人にうりふたつだった…。